週刊アスキーは、AppleのNewsstandで配信されていることは知っていたのですが、やはりiPhoneで見ることは厳しいと考えていたため、iPadを入手するまで先送りしていたのでした。
このたびやっと契約する運びになりましたので、その顛末を綴ってみます。
つい最近まではFujisan.co.jpで定期購読していた
週刊アスキーそのものは、かれこれ週刊アスキーという雑誌が出来た頃から購読しています。
最近、漫画雑誌を含めて決まった雑誌を購読するということはほとんどないのですが、週刊アスキーはある意味ログイン時代から続く内容のゆるさと、2歩3歩先のトレンドの紹介記事が私に合っていることもあり、購読し続けています。
一年前までは基本的にコンビニで買っていました。
たいてい毎週火曜日に、駅近くのコンビニに2〜3冊置いてあります。
しかしたまに仕事で忙しくて買うのが遅れた時にすでに売り切れていて、仕方なしに他のコンビニを探しまわることが、若干めんどくさく感じていました。
そんな中、定期購読する雑誌を宅配してくれるFujisan.co.jpというサービスがあることを知りました。
週刊アスキー |【Fujisan.co.jp】の雑誌・定期購読 |
とにかく最近はアナログな手間を極力なくしていこうと思っていましたし、1年間の定期購読だと割引がきくため、新しいものを試してみたいとも思って早速申し込みました。
ちなみに去年私が申し込んだ時の年間購読費用は以下のとおりです。週刊アスキーは、通常コンビニだ買う場合はだいたい1冊390円です。
それがFujisan.co.jpで年間契約すると。。。
1年 46冊 16,560円(送料無料) 1冊あたり360円
ところが!? 上のリンクで最新の価格を見てみるとなんと、
1年 46冊 20,240円(送料込) 1冊あたり440円(390円+送料50円?)
となっていますね。
どうも年間割引が無くなったどころか、別途送料まで取るようになったようです。
Newsstandに移行するためにFujisan.co.jpでの定期購読の継続はやめたのですが、やめて正解だったようです。
参考までにこの1年間Fujisan.co.jpで、週刊アスキーを定期購読した感想を書いてみます。
良かったところ
- コンビニでわざわざ買わなくても良くなった。
- 毎号店舗で買うよりもオトクだった。(でも今はこのメリットは消滅しましたね)
- オマケもちゃんと付いてきた。
悪かったところ
- 通常火曜日発売のはずが、ポストに届けられるのがだいたいその週の金曜くらいだった。
唯一驚いたのが、この配本の遅さです。
最初は火曜日になっても自宅のポストに届けられていないので、何かの間違いで手続きがうまくいっていないのかと思いました。
まあ毎週読むのであれば、毎週火曜に読もうが、毎週金曜日に読もうが一緒といえば一緒なのですが、会社の帰りにコンビニに寄ると、既に今週の週刊アスキーが売られているのに、自分の手元には届いていない時は、なんとなく釈然としない気持ちになりました。
まあ元々週刊アスキーそのものがタイトなスケジュールで発売されており、事前に配送するというのがなかなか難しいのかもしれませんが、本当に唯一のデメリットでした。
今となってはFujisan.co.jpは、定期購読の値段も高くなってしまったようなので、自分の身の回りに週刊アスキーを売っているところがなくて、かつ紙の本じゃないと嫌だという人で無ければ、Fujisan.co.jpで定期購読するメリットはあまり無いかと思います。
Newsstandで週刊アスキーの定期購読を契約してみた
さて前置きが長くなりましたが、このたびiPadからNewsstandで週刊アスキーを年間契約してみました。
Newsstandの年間契約の価格は以下のとおり。
1年 46冊 12,800円 1冊あたり278円! 安!
Fujisan.co.jpと比べたら、圧倒的な安さです。
値段だけを考えると、既に紙の本を選ぶ理由がありません。
とりあえず2/18-25合併号をひととおりiPadで読んでみましたので、感想を書いてみます。
週刊アスキー2/18-25合併号 No.966(2月4日発売) |
良かったところ
目次からマンガにすぐ飛べる
なんというか昔懐かしハイパーリンクマガジンといった感じ?
目次をタッチすればすぐにそのページに飛べます。
マンガだけを先に読んでしまうということも可能です。
一冊全体の内容をタイル状のサムネイルで見渡せる。
あの記事どこにあったかな〜と探す時に便利。
タイル状のサムネイルを一覧できるので、あとからもう一度見直したい記事を探すのがラクです。
かさばらない
まあまだ一冊だけなので、なんということはありませんが、毎週買っていくといつのまにやら捨てるのがおっくうになるほど溜まってきます。
iPadはiPad以上の大きさにはなりませんし、捨てるのも一瞬です。
でも一冊あたり百数十MBほどあるので、私の32GBのiPadには、それほどたくさんは入れておけませんね。
発売日に勝手にダウンロードされる(らしい)
今回は初めてなので、意識的にダウンロードしましたが、次回からは発売日に自動的にダウンロードされてようです。
あまり良くなかったところ
電脳なをさんが無い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あまりに想定外で劇的にびっくりしたのがこれです。まさかそんなことがあるなんて、という感じでした。
週刊アスキーを長らく読んでいる人は、週刊アスキーと言えば電脳なをさん!という人も多いのではないでしょうか。
私も大好きだったので、これはかなりショックな出来事でした。
他のマンガはひととおりあるのに、なんで電脳なをさんだけ。。。?
字が小さい
iPad Airの液晶の大きさはだいたい週刊アスキーの半分くらいです。
週刊アスキーがだいたいA4としたら、iPadの液晶はA5くらいということになります。
マンガは全く問題ないのですが、一面文字びっしりのコラムなどはA5に縮小されるとかなり辛いものがあります。
しかもフォントはベクターではなくスケーラブルでないため、拡大した時はそのまま荒くなりますし、iPadで等倍サイズで見た時も、なんとなくキリッとしていない感じです。
今は編集段階で電子書籍まで想定した形になっていないのでしょうが、将来的にはベクターデータでよりきれいで、より軽い電子紙面になって欲しいものです。
とはいえ私は新しいものをまずは試してみることに価値があると思っていますので、少々難があってもそんなには気にしていません。
電脳なをさんだけはなんとかして欲しいですが、この値段、この手間のなさを考えると、今後電子の週刊アスキーから紙の週刊アスキーに戻ることはできなさそうです。